この業界は、ずっと同じ会社で働き続ける方が非常に多いです。入社1年目のときからお世話になっているお客様の9割近くと、いまも変わらずお付き合いが続いています。
顔見知りの方が増えていくので、年次を重ねるほど仕事がしやすくなっている実感があります。知識や経験が増えたのはもちろんですが、お客様と気心が知れることの影響が大きいと思っています。なかには冗談を言い合えるような関係になれる方もいます。商談は1回きりで終わることはなく、関係はずっと続きます。
今回ダメでも次のチャンスが巡ってきます。目先は一見、損をしているようでも、長い目で見ると取引につながることも多いです。誠実な対応をコツコツ続ける人が成果を挙げて評価される仕事です。
電子部品・電子機器という大きなマーケットを相手にする仕事ですので、予定していた納期に商品が入ってこないなど、思い通りに進まないことも少なくありません。また、扱うのが精密機械であるため製品の不具合もつきものです。
ただ、上手くいかないときこそ成長のチャンスでもあります。たとえば、不具合があった際には、メーカーに原因と解決策を問い合わせるので、製品について深く知るきっかけになります。在庫のある会社を探して問い合わせを繰り返すなかで、どんな流通経路で商品が流れているのか、マーケットの理解が深まります。ときには、在庫がゼロでも、仕入れ先にサンプル品が1個だけ残っているようなケースもあります。
自分自身の経験だけでなく、ときには先輩の知恵もお借りしながら、商品を調達し、お客様に「よく手に入ったね!」と喜んでいただけたときには、大きなやりがいを感じます。
(本文内容は取材当時)
ゴルフが趣味で、多いときは月3回くらい行っています。現在のベストスコアは85。有給明けにお客様に電話すると、「昨日お休みしてたけど、またゴルフですか?」なんて、冗談を言われることもあるくらいです。ゴルフ好きの後輩とコースをまわることもあります。